今回は、下記の疑問にお答えします。
- シャープレシオがわからない
- どうやって計算するの?
- どこで確認できるの?
✓本記事の内容
- シャープレシオとは何か
- 計算の仕方をわかりやすく説明します
- 楽天証券で投資信託のシャープレシオの確認方法を教えます
私は、投資歴4年目です。また、大学は工学部で機械工学を専攻していました。そのため数学には自が信あります。そんな著書が初心者にもわかりやすく教えます。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3HCEKY+5X57CI+3XCC+6GRMP)
シャープレシオとは何か
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シャープレシオとは、投資の効率性を示す指標です。投資の効率性とは、投資するリスクに対してどの位のリターンが得られているかという考え方です。
例えば5%のリスクを背負って10%のリターンが出ればとても効率が良いですよね。
シャープレシオは、その数値が大きければ大きいほど効率が良いとされています。投資信託の運用実績などによく利用されています。
リスクの度合いが異なるポートフォリオ間を比較をするときに用いられます。
計算の仕方をわかりやすく説明します
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まずシャープレシオとは、以下の式で表せます。
![](https://okanenikomaranai.com/wp-content/uploads/2020/12/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8-1-1024x576.jpg)
いくつか難しい言葉がありますね。1つずつわかりやすく説明します。
ポートフォリオの収益率とは
ポートフォリオの収益率とは、保有している商品が何%のリターンを表しているかを言います。
例えば、投資信託Aを100万円分を保有していて、これが1年で105万円になっていれば年間5%のリターンとなります。この5%がポートフォリオの収益率となります。
無リスク資産の収益率とは
無リスク資産とは、リスクがゼロで利益が出る資産のことです。
よく使われえる例は、国債があげられます。
ポートフォリオの標準偏差とは
標準偏差とは、数値のばらつきを表した指標です。ばらつきが大きいほど標準偏差は大きくなります。
例えばイラストの例のように投資信託Aと投資信託Bでは、毎年のばらつきが小さい投資信託Aのほうが標準偏差は小さくなります。
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先ほど、シャープレシオが大きいほど投資効率が良いと述べました。つまり、分母に入る標準偏差を小さくする事がシャープレシオをあげる重要な要因となります。
楽天証券で投資信託のシャープレシオの確認方法を教えます
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それでは、最後に楽天証券のホームページを使って投資信託商品のシャープレシオの調べ方をお伝えします。
楽天証券のホーム画面から
投資信託⇒投資信託トップ⇒投資信託を探す で気になる商品を検索してみましょう。
今回は、日本株式を対象とした投資信託の「東京海上セレクション・日本株TOPIX」を例します。
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上記イラストのように、商品の検索結果が出てきます。この画面で下にスクロールして行きます。すると「リスクリターン(税引前)詳細」といった画面が確認できます。
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この欄の赤枠で囲まれた範囲がシャープレシオを示しています。この資料のシャープレシオから以下のようなことが読み取れます。
このように、半年の短期間では、優れた値を示していますが、1年以上で見ますとシャープレシオが低下していることがわかります。
投資信託のような長期投資を目的とした場合は、できるだけ長い期間でのシャープレシオを参考にしましょう。
いかがでしたでしょうか。
少しでも、お役に立ちましたら幸いです。
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