【四季報でみつける成長株】
20年以上四季報を読破している四季報の達人渡部清二氏による著書。四季報を使った10倍株、100倍株等の成長株の発見法を随所紹介している。四季報を買ってみたいと思わせてくれる1冊。
本の紹介文
あなたは、四季報を読んだことがありますか?
投資をしている人なら知っていても、ちゃんと読んだことがある人は少ないかもしれません。私もその1人でした。本が分厚い、重い、難しそうという先入観がありました。
また10倍株いわゆるテンバーガーを見つけることは、だれしもの憧れだと思います。そんな超成長株が、四季報から見つかけられたらすごいと思いませんか?
本書では、そんな方にむけて、四季報の情報から10倍株を探し出すノウハウを教えてくれます。具体的に四季報のどの情報を使ったら良いかなど分かりやすく書かれています。
また、よく投資をする上で使う指標(PER等)に関して、著者による考え方も書かれております。
投資を始めたけどずっとマイナス続きな方、この本を読めば新たな投資先が見つかるかもしれません。
なかなか利益が出ていない方、四季報を使った投資方法を探したい方におすすめの1冊です。
10個の要約ポイント(書籍の引用)
私の夢は、四季報を 1 人 1 冊、必ず手にしているのが常識、というような未来だ。
10 倍株はちょっとした「気づき」から見つかるの
最高益更新の仕方には大きく分けて 3 つのタイプがある。
① 安定的かつ着実に利益を積み上げ、長年にわたり毎年、最高益を連続更新するタイプ
② 5 ~ 10 年の景気サイクルの循環に合わせ、前回ピーク利益を更新するタイプ
③ 長い期間、最高益とは無縁だったが、さまざまな要因により何十年ぶりかに最高益を更新するタイプ
10 倍株探しで、私が一番重視しているのは「急成長」だ。
10倍株を見つけるために何よりも大切なのは急成長していることで、成長性を示す「増収率」が高いことが重要だ。
いつまでも100円にとどまるような銘柄は「万年割安株」といわれ、むしろありがたくない存在なのだ。 株式投資は「上がってなんぼ」の世界。
売るタイミングは、そのストーリーが崩れたときだ。
私は四季報に書かれている内容を「当たる・当たらない」という切り口では見てはいけないと考えている。あくまで「参考にしている」というスタンスでとらえている。経済は〝生きもの〟。そのつど、新しい発想で相場を見るように心がけたい。
決算短信と四季報春号の業績数字を比較する すべての数字が大事だが、特に売上高、営業利益の前期実
績と今期予想に注目するとよい。
チャートには基本的にすべてが織り込まれていると考えている。
3個の実践ポイント
四季報を購入
どれか1社を細かく分析してみる
買う前に売る時のストーリーを考える
ちょっと、重たいので電子書籍版を買おうかな~
1行まとめ
四季報の素晴らしさを実感
書籍情報
【書籍名】会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
【著者名】渡部清二
【出版社】東洋経済新報社
【出版日】2018/6/15
【ページ数】256ページ
【目次】
第1章 【事例編】四季報から見つけた10倍株・100倍株
第2章 【実践編】10倍株探しの4つのポイント
第3章 【事例編】10倍株はこうして見つけろ
第4章 お宝銘柄を見つけるための常識・非常識
第5章 四季報を読む&使うための技術